料金について

塗装工事と料金について

塗装工事をどこかの塗装会社、住宅事業者に頼みたい、と思った時、見積りが適正な価格になっているのか、どういう理由で定めているかがわからないなど不安になることはないでしょうか。
料金設定の基準を説明するとともに、弊社での外壁や屋根塗装工事の見積り時の御案内についてご紹介します。

料金設定のポイントを確認してみましょう

料金設定の基準となるもの

1. 塗装工事の内容

まず確認したいのは塗装工事の内容です。

  • 塗料はどのメーカーのどの商品を使うのか。
  • 建物がどんな状態で作られているのか?
  • どんな物がどのように塗られているのか?
  • 塗装面がどのような状態に劣化しているのか?
  • 塗装面積が何㎡有るのか?(床の塗装以外は、延床面積や建坪はあてになりません)

少なくとも、上記の内容が分からなければ、「適材適所」という言葉に当てはまる塗装仕様も組めませんので金額を表記しても正確な金額を出しているとは考えにくいものです。
例えば、塗り替え一式工事で60万円程度の価格を表記している業者に御見積を依頼したら、150万円の御見積が出てきたという話も良く聞きます。ホームページ上の安値表記は、問い合わせを増やすだけの手段であって、実際の工事価格では無い場合が多くあります。
また、「この値段で一体どんな工事をされてしまうのか?」という坪単価計算や一棟丸ごと込み込み価格が多いのもこの業界の現状です。

岡野工業は現場調査後、塗装工事の計画と合わせご案内します

岡野工業では電話だけなどすぐに見積りを出すようなことは致しません。現場の状況を把握し、お客様のご要望と合わせ、塗装工事の計画を立て、料金を取り決め、お客様にご案内させていただきます。(現場調査、お見積りは無料です)

2. 塗装の面積

しっかりとした、丁寧な塗装をおこなっている施工店は、実際の塗装面積に見合った数量の塗料を使用するので、実際に塗装する面積(㎡)情報が必要です。

まずは、この数量が出なければ使用する塗料の数量が出来ません。「~坪いくらですか?」と聞かれることが有りますが、建物の床や側面というのはすべて平というわけではありません。

大きな窓や沢山の窓がある建物は坪数(延べ床面積)の割に塗装面積が少なくなります。(坪計算だと割高で損???)
逆に出隅・入り隅など四角ではない建物(凸凹)は、坪数の割に外壁や破風板・軒裏・雨樋などの面積が格段に増えてきます。

正確に現地の面積を把握してからご提案いたします

このようにたしかにパッと見で価格が分かる坪計算プランは、お客様にとっては価格が分かりやすく魅力的ですが、「塗装面積に見合った㎡計算で丁寧な工事をさせていただきたい」と、いうのが弊社の考えです。
もちろん、正確な面積を図ったうえで、弊社でもお客様が損をしないようなプランの提案を出来るよう心がけています。
また自宅の外壁が何㎡かなんて分かりにくい!というお声をいただければ、見積書を基にご説明を差し上げます。

3. 塗装の手法

塗りの手法とは「どれくらいの塗り重ねをして仕上げていくか」です。
一般的に住宅塗り替え工事といえば単に塗料を1回塗れば終わり・・・、と考えられがちですが実は以下のような塗り重ねにより構成されています。

下地調整:
現状の塗装面に研磨や洗浄などを行い綺麗にします。
下塗り:
現在の塗装面に浸透し強力に密着させ下地を強化させると共に、中塗りの吸い込みを防止して密着力を高めます。
(下地の劣化の状態を見て1回~数回重ねるようにしております)
中塗り:
塗料の膜厚を確保して透けを防止すると共に建物を保護します。
上塗り:
長期に渡り紫外線等から建物を守り美しい美観を保ちます。

確かに1回表面を塗装すれば、綺麗になってしまうことは確かです。
もし、お客様が「安く上げたいので、1回塗りでお願いします。」とのご希望であれば、料金はすごく安くなります。
しかし、一般的には長期に渡り塗装が長持ちした方が相対的に安くなりますので、しっかりとお考えいただく必要があります。

ポイントはどの状況でどの塗料でどれくらい塗り重ねるか

手法のポイントは以下のところを塗装業者と取り決めていってください。

  • どの状況(劣化の状況によっては下地、下塗りが増える可能性もあります)
  • どの塗料(コストの高い塗料は回数が少なくても綺麗に仕上がります)
  • どれくらい塗り重ねるか(回数を重ねたほうがより綺麗に長持ちします)

外壁の塗り替えを例に取れば、以前ではトップコート塗装(上塗り塗装)といえば3回塗るのが当たり前で、あとは使用する塗料の表記だけすればOKでした。しかし、近年では塗料や工法が様変わりしたうえ様々な業者ができて塗り替えを請け負う様になり、3回塗りは当たりまえでは有りません。

岡野工業は工事前に塗装の手法、工程を必ずお客様に明示します。

弊社では見積書に「外壁一式工事」の記入だけ(塗料や塗る回数が分からない)にはせず、下記の様に工事の内容を明らかにし、各部の工程と使用する材料・更に塗布回数などをきちんと書面に明記したお見積書を提出しております。
弊社はお客様との信頼関係があってはじめて塗り替え工事が発注できると考えております。

見積りの内訳には下塗りに何を塗るのか?中塗りに何を塗るのか?上塗りに何を塗るのか?塗布回数は何回か?・・・更に下地補修があればその内容などを出来るだけ詳細に明記することで、お客様に工事の内容及び金額の違いなどをご説明いたします。

4. 塗料の種類

近年、環境に配慮した新製品が、各塗料メーカーから、次々と発売されております。それと共に、塗装業者も各社様々な塗料を選択し使用しております。
樹脂には、アクリル・ウレタン・シリコン・ハルスハイブリッド・フッ素などがありそれぞれ耐候性が良くなるにつれて材料の金額も高くなります。 以下にそれぞれの塗料の特徴を記しました。

塗料の種類

住宅には、下地調整用の下塗り塗料と上塗り用の塗料があり、現在の外壁の種類や状態、又仕上げや上塗り材を何にするか?などにより下地調整用の塗料が変わってきます。更に、上塗り塗料には仕上げの違いや樹脂(耐候性)の違いがあります。 従って業者が使用する塗料の違いによっても金額に開きが出て来ます。

なかには性能の向上により塗りの回数が少なくても高品質な外壁塗料やシーラーレスと呼ばれる下塗りを不要とするものも出てまいりました。

塗料の特徴を十分に説明した上でお客様にご提案。

上記のような最新の塗料は品質も良い反面、高額になりがちです。
また使用できるかどうかはその現場ごとによって異なりますので、理由なく高価な塗料を使用するということはできません。
弊社の場合、建物の現状を把握し最適な塗り替え仕様を組みます。その上で塗料の特徴や金額などをご説明したうえで、お客様のご希望に合ったプランを選んで頂いております。

見積書の内訳は料金設定の基準を守り、きちんとした理由付けがあって明示されていることが重要なのです。
上記の内容ではっきりとした回答が出ていなければ、質問していただくことをおすすめします。
もし料金についてもっとこんなことを聞いてみたい!というようなお声があれば一度弊社へご相談ください。
もちろん岡野工業は安心、適正価格です!

料金についてまとめ

塗装工事の料金設定は安い高いに捕らわれず、工事内容と則して、適切なものかを確認することが大事なのは先に述べました。
では同じ塗料を使っても質や料金が違う場合があります。これはなぜなのでしょう。

最終的な仕上がりに差が出るのは技術力の差

塗装工事は、様々な塗料の中から建物の状況に適した商品を選定し、使用する塗料に合わせた下地調整や下地の補修を行って、ようやく塗装を行うことが出来ます。
それには、工事を行う職人の技能(腕と知識)が何よりも大きく左右します。
同じ塗料を選ばれても、その塗料を使って塗装を行う職人の技能の違いで塗装工事完了後の塗膜性能(塗られた塗料)や、対応年数が大きく変化してしまいますので施工店選びは重要です。
仮に同じ塗料で複数の業者から合い見積りをとっても、どんな業者なのか、どんな資格や技能を持っているのかによって大きく変わります。

そのため、工事の相談相手は、資格や技能、実績に裏付けのある上で塗装会社を選んでいただくことをおすすめします。
岡野工業でも塗装工事の長年の実績や1級塗装技能士、2級建築士などの資格を持つスタッフが随時、御対応させていただいております。
気になりましたら是非、弊社の特徴をご覧いただければと思います。

岡野工業の特徴